FOCUS

2016/07/06 UP

“JOUR/NÉ pour Bonjour Girl” Léa Sebban, Jerry Journo, Lou Menais Designers Interview

レア・スボン、ルー・ムニ、ジェリー・ジョウノ
<ジョルネ> デザイナーインタビュー

Interview Mayumi Yamase
Photo Shoot Kumasaki
at JUN’s show room, 9th June 2016


パリに住む、若く才能あふれる3人の出会いによりスタートしたブランド<ジョルネ>。異なるアパレルで経験を積んだ彼らの個性はブランドをよりユニークな存在にする。ファーストシーズンよりフランスを代表する「コレット」「ボンマルシェ」での取り扱いが始まり、コレクション2年目にしてボンジュール・レコードとのコラボレーションを発表。そんな話題が尽きない彼らが初来日を果たした。<ジョルネ>について、また彼らの今後のビジョンについて聞いた。

──まず今回<ボンジュール・レコード>とコラボレーションに至った経緯を教えてください。

ルー・ムニ (以下、ルー);私たちの友人で日本や「ボンジュール・レコード」と繋がりが深い方がいて、ブランドを紹介してもらったのがきっかけです。彼は日本にもよく訪れていて、私たちのブランドにも理解があったのです。

ジェリー・ジョウノ(以下、ジェリー);彼と話をしているうちに「ボンジュール・レコード」を紹介してもらえることになり、「ボンジュール・レコード」のコンセプトも理解できました。それは完璧なほどに私たちのブランドと共通するものだったので、その後もスムーズに話が進みました。私たちにとってはこのコラボレーションをきっかけに、日本で新たなストーリーを紹介する良いきっかけだと思いました。

──今回のコラボレーションで伝えたかったメッセージはなんですか?

ルー;今回のコレクションでは日本で私たちのブランドのコンセプトを伝える、ということが第一にありました。コレクションのタイトルは「ドーヴィルでの日曜日」と名付けました。ドーヴィルはパリの隣にある町で、海があり新鮮な魚介が豊富です。また、週末になるとパリから都会を忘れるために多くの人が訪れる場所でもあります。これは、典型的なパリジャンの過ごし方でもあるのです。フランスのカルチャーを日本に紹介しようと思ったときに、ただパリにフォーカスしたものでなく“フランス”として紹介したかったのです。またドーヴィルで撮影することで、パリジャンの過ごし方をよく映し出しているストーリーが出来上がると思いました。今回のヴィジュアルでは、平日はパリで働いている女の子が、週末に休息を求めてやってくるというストーリーを皆さんとシェアしたかったのです。

レア・スボン(以下、レア);曜日は<ジョルネ>にとって、とても大切なブランドコンセプトの一つです。例えば、今回のコレクションは日曜をテーマにしていますが、月曜日に会社に行くときに同じ服は選びませんし、夜遊びに行く土曜日もまた同じです。「ドーヴィルでの日曜日」は、タイトル通り、日曜日に身につける洋服をイメージしています。ストライプ柄の生地には過ごしやすいジャージー素材を使用しました。「ボンジュール・レコード」のライフスタイルに日曜日が一番近いと思ったからです。

──「ボンジュール・レコード」の印象はどういったものでしたか?

ジェリー;「ボンジュール・レコード」は、その名前を軸に音楽、雑貨、ファッション、ライフスタイルに関わるすべてのことをプロデュースしています。それは私たちが考える<ジョルネ>と共感する部分が大いにあります。今回のコラボレーションでのバッグ、キーチェーン、ハットといった小物は、私たちのライフスタイルを表現するという思いを込めデザインしました。

ルー;チームの皆さんはいい人ばかりで、とても気持ちよく仕事ができました。このプロジェクトがきっかけで、こうして初めて日本に来ることもできました。

レア;それに、クオリティの高い日本の生地を使用できたのが良かったです。日本のデニムは<ジョルネ>にも使用していますが、本当に生地のクオリティがよく、このコラボレーションが実現できた一つの理由でもありますね。

──デザインのインスピレーションを教えてください。

ルー;ベーシックなボーダーシャツ。フランスの海軍が着用していた、フランスを象徴するものです。その他には、60年代のフランス女優ブリジット・バルドーからもインスピレーションをもらっています。彼女が出演した映画で『Le Mépris』(軽蔑)というものがあり、その中で彼女は眩しいほどのブロンドに、濃いアイライナー、で登場しています。私たちの今回のコレクション・ヴィジュアルからもその要素は伺えると思います。またドーヴィルという場所も彼女はよく訪れていました。そして、何より今回は日本に向けたコレクションなので、日本のカルチャーを私たちなりに解釈して取り入れました。例えば、バッグでいうと分厚い生地を使用し、ポケットを付け機能性を強調しました。

レア;パッチワークのようにいろんな素材を繋ぎ合わせ、「ボンジュール」の刺繍を入れました。パステルカラーを使用したのは<ジョルネ>にとっては大切なことで、私たちのコンセプトと日本という文化を融合させられるよう心がけました。

ルー;どんな女性でも着ることができる着心地のいい洋服作りを心がけました。年代や体型に関わらず、すべての女性が着て心地よいと思えるものです。これは<ジョルネ>のコンセプトとも共通する部分です。

──ファッションとカルチャーの関係についてどう思いますか?

ルー;切っても、切り離せないほど互いにとって重要なものだと思います。例えば、街を歩くだけでもそれは見えると思います。

レア;60年代、70年代といった時代でも切り取れますよね。私たちは他の文化や時代、国を知ることが大好きです。今回日本に来て、パリとの違いを感じることはとても興味深いことでした。

ルー;また、私たちは日本のブランド、コムデ・ギャルソンやジュンヤワタナベ、イッセイミヤケなどのブランドの大ファンですが、日本に来てどうしてそれらのブランドが日本で誕生したのか少しだけ分かったような気がしました。説明はできませんが、実際に日本に来たことで感じることがありました。とても貴重な体験です。

──日本のファッションについてはどう思いますか?

レア;見ていて楽しいというのが私たちの感想です。自分を主張することを恥ずかしがっていないことは、とても好印象でした。またサイズや技術面にしても、パリにはないものが日本にはあります。異なる互いの文化、日本とフランスの文化をミックスできた今回のプロジェクトは、そういった意味でもとても良かったと思います。

──<ジョルネ>のこれからについて教えて下さい。

ルー;これからのプラン、やりたいことはあふれています。まずブランドを成長させることが一番です。そして、ゆくゆくは自分たちのお店を開きたいなと思っています。<ジョルネ>は今後もっとライフスタイルに寄り添ったブランドになっていくと思います。靴やアクセサリー、バッグ、コスメ…など。ブランドを始めた当初から私たちは長いスパンでの成長を考えています。

──日本のカスタマーにメッセージを一言。

レア;私たちはずっと日本という国が大好きで、今回のコレクションが今後も長く続く関係の、ほんの序章であればと思っています。<ジョルネ>としても日本のカルチャー、マーケットも含めてどんどん大きくなっていければと思っています。

ジョルネ JOUR / NÉ
レア、ルー、ジェリーの3人により2014年にスタート。世代にとらわれず、すべての女性に向けた服作りを目指す。曜日で変わる毎日のアウトフィットからインスパイアされ彼らが作る洋服は、シンプルで機能性を伴うと共に、遊び心あるクリエイティビティを併せ持つ。2015年にはファッション賞「アンダム」の新人賞に最終ノミネートされ注目を集める。

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