FOCUS

2012/09/04 UP

BRITISH REMAINS by Andrew Bunney × Daryl Saunders

英国の伝統と革新性を持つハイセンス・ブランド
そのコアアイテムがbonjour recordsに到着

text by bonjour records photo by KENTA SUZUKI

STUSSYやGimme 5、Dr.Martensといった人気ブランドのプロダクションにて手腕を発揮し、かたやi-D Magazineのコントリビュータとしても活動。さらに、ジュエリーやアクセサリーを中心に展開する自身のブランド「Bunney」を2009年にスタートするなど、ロンドンを拠点に活躍するアンドリュー・バニー。彼がクリエイターのダリル・サンダースとともに手掛ける「BRITISH REMAINS」が、今夏からbonjour recordsでも販売されることとなった。
その第一弾として、GEORGE COXへのスペシャルオーダーによるラバーソール・シューズと、上質な素材を使用した6ホール・ワークブーツがデリバリー開始。“偉大なる英国”の歴史とスピリッツと振り返り、シニカルで現代的な“価値”を生み出す──そんな同ブランドの基本姿勢をまさに体現した二種のシューズとなる。
UKカルチャーの伝統と革新性を抜群のバランスでミックスするアンドリューとダリル。彼らはその両翼でどこへ向かおうとしているのか。

──まず、お2人が「BRITISH REMAINS」を始めた経緯を教えてください。

Andrew Bunney(以下、Andrew)「どのぐらい前に、このブランドをプランニングし始めたかは覚えていないんだ。だけど、久しく着ていなかったプリントTシャツを着たいと思ったのが、『BRITISH REMAINS』誕生のきっかけかな。いざ、(プリントTシャツを)着たいと思っても、気に入ったのが見つからなくてね。それで、自分達で作ろうってことになったんだ」

──2人はもともと、知り合いだったのですか。

Daryl Saunders(以下、Daryl)「アンドリューは昔から知っていたよ。そして、何年にも渡り、様々なクリエイティヴ・プロジェクトを一緒に作り出してきたんだ。その1つが『BRITISH REMAINS』なんだけど、確かにこのブランドのオリジナル・アイディアは、自分たちが着たいと思う何枚かのプリントTシャツを作ることから始まった。それ以降、このプロジェクトを靴やアクセサリーなどまで広げてきたんだ」

──「BRITISH REMAINS」のコンセプトを改めて教えてください。

Andrew「コンセプトは、『人々が注目しないもの、忘れているものに焦点をあてて、その良さを導きだす』ことかな。そして、いまは忘れ去られている、過去から現在までの良き英国文化を多方面から表現するようにしているよ」

Daryl「僕たちは、英国の素晴らしさを伝えたかったんだ。物や出来事、いいことも悪いことも含めて、英国が培ってきた文化を表現したいなって」

──そのテーマを具現化した主なプロダクトの1つが、今回、デリバリーされたシューズ。その特徴を教えてください。

Andrew「新しいものを作りだすために、まず僕らは、伝統的な製造の技術とスタイルを見直しているよ。靴に関しては、昔のロックやパンクシーンと強く結びついていたBlothel Creeper(ブローセル・クリーパー:1960年代にGEORGE COX社により生み出された厚底シューズ)から見直していったね。そして、その靴の要素を現代的な感覚に合うように落とし込んでいったんだ」

──まさに、過去の偉績からアイディアのインスピレーションを得ていると。

Andrew「うん、そうだね。あと、いまはワークブーツにも興味を持っているよ。特に本物のスキンヘッド(反社会的)スタイルにね。イギリスの靴のスタイルは、他の国に比べて重量感があるスタイルが多いんだ。例えば、イタリアの靴と比べるとよくわかると思う。なんというか、個性が強いんだよね。この個性を残すことはとても重要だと思っている。そして、『BRITISH REMAINS』はイギリスの古い靴工房に敬意を払いたい。僕たちの靴は、メイド・イン・ノーサンプトンなんだ』

Daryl「ノーサンプトンという場所は、英国の靴業界中心の街。そのすばらしい伝統と質を反映させたものが、僕たちの作る靴だね」

──そのような正統なUKカルチャーの血脈を継ぐ一方、現在のイギリスのクリエイティヴ・シーンはどのように見えていますか。

Andrew「イギリスはクリエイティヴに関して、いつも驚かせるような何かが出現しているよ。いまは、ロンドンのファッションが一番盛り上がっていると感じる。そして、伝統的な製造方法にも関心が集まって、リバイバルしているね」

Daryl「僕も、イギリスのクリエイティヴ・シーンは健在だと思うね。いつも何か新しいものが現れているんだ。とてもエキサイティングだよ。それに、僕のバックグラウンドはアートだから、特に新進芸術家や大御所のアーティストへの興味は増すばかりさ。ロンドンには、本当に素晴らしいギャラリーがたくさんあるからね」

──UKカルチャーの伝統と革新性を常に吸収しているお2人は、今後、BRITISH REMAINSをどのように発展させていきたいですか。

Andrew「毎回違う商品のクリエイションに目を向けていきたいかな。そして、いままでと同じコンセプトを注いでいきたい。例えばドレスシャツなどは、僕たちの次のプロジェクトだね」

Daryl「うん、来年は初めて、ドレスシャツ・ラインをローンチするよ。もちろん、それらは英国製だよ。とても良い仕上がりになっている。あと、僕はアウターが大好きだから、『BRITISH REMAINS』のスタイルをアウターウェアでも表現できたらうれしいね」

First Creeper
各色¥50,400(税込)
bonjour records代官山店にて販売中

6-Hole Work Boot
各色¥61,950(税込)
bonjour records代官山店にて販売中

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